「不労収入」という言葉を聞くと、少し引っかかることがあります。
どこか、何もしないでお金が入ってくるような響きがあるからです。
でも、実際にはそんなに都合のいい話ばかりではありません。
たしかに、毎日働かなくても収入につながる仕組みはあります。
ブログ、配当金、家賃収入、印税など、いわゆる「不労収入」と呼ばれるものです。
ただ、その多くは最初に時間やお金や手間をかけて作った土台の上に成り立っています。
そう考えると、私はこの言葉に少し違和感を覚えるのです。
不労収入という言葉が気になる理由
「不労収入」と聞くと、働かずに楽に稼げるような印象を持つ人もいるかもしれません。
ですが実際には、完全に何もしないまま収入が発生するケースはそれほど多くありません。
たとえばブログであれば、
- 記事を書く
- 読みやすく整える
- 情報を更新する
- 内部リンクを貼る
- 読まれるまで続ける
といった作業があります。
最初に積み上げる努力があり、その後もある程度の手入れが必要です。
つまり、見えにくいだけで、ちゃんと「労」はあるわけです。
何もしないで入るお金、ではない
ここが大事なところですが、
多くの「不労収入」は、何もしないで得られるお金ではありません。
たとえば投資もそうです。
投資は「お金に働いてもらう」と言われますが、
- 元手が必要
- 知識が必要
- 値動きの不安がある
- 必ず増えるわけではない
という現実があります。
家賃収入も同じで、物件を持てば終わりではありません。
管理、修繕、空室リスクなどがあります。
つまり、「不労収入」という言葉は便利ですが、
実態としては完全に放置できる収入とは少し違うことが多いのです。
実際には「仕組みの収入」に近い
私自身は、「不労収入」というより
仕組みから生まれる収入
と言った方がしっくりきます。
最初に何かを作り、整え、育てていく。
そして、その結果としてあとから少しずつ収入が入ってくる。
この形なら、言葉の印象と実態が近いように思います。
ブログなら、記事という資産を積み上げる。
投資なら、資金と知識を積み上げる。
どちらも「無」から突然お金が湧くわけではありません。
会社員の収入との違いはある
もちろん、「不労収入」という言葉が使われる理由も分かります。
会社勤めやアルバイトは、基本的に
働いた時間に対して収入が発生する仕組みです。
働かなければ、そのぶん収入は止まります。
それに対して、ブログ記事や配当金のように、
自分がその場で動いていないときでも収入につながる形があります。
そういう意味では、普通の労働収入と区別するために
「不労収入」という言葉が使われるのでしょう。
ただ、やはり私は、
“不労”という言い方は少し強すぎる
ように感じます。
年金生活だからこそ、言葉に惑わされない方がいい
年金生活になると、「少しでも足しになる収入がほしい」と思うのは自然なことです。
私もその気持ちはよく分かります。
でも、そこで
何もしないで稼げる方法
を探し始めると、話が怪しくなりやすいのも事実です。
本当に現実的なのは、
- 無理なく続けられること
- 小さく始められること
- 大きな損をしにくいこと
- 自分に合った形で積み上げられること
こうした条件を満たす方法だと思います。
そう考えると、「不労収入」という言葉に夢を乗せすぎるより、
小さな仕組みをコツコツ作る
と考えた方が、ずっと現実的です。
私がしっくりくる考え方
私が目指したいのは、
「何もしないで稼ぐこと」ではありません。
そうではなく、
無理なく続けられる小さな仕組みを育てて、
暮らしの足しになる収入につなげること
こちらの方が、ずっと実感に合っています。
大きく一発当てるより、
毎月少しでも足しになるものを持つ。
その方が、年金生活には合っている気がします。
まとめ
「不労収入」という言葉に違和感があるのは、
その言葉が現実よりも少し軽く、都合よく聞こえるからだと思います。
実際には、
- 最初に手間がかかる
- 続ける力が必要
- 完全放置ではない
- 小さく積み上げる感覚が大事
という面があります。
だから私は、「不労収入」を目指すというより、
あとから少し返ってくる仕組みを作る
という感覚の方がしっくりきます。
言葉の響きに期待しすぎず、
地に足のついた形で小さな収入源を育てていく。
それが、これからの暮らしには合っているのかもしれません。


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